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日本に古くからある言い伝え

「キツネの嫁入り」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際どんなものなのか、どうしてそういう表現をするのかと問われると答えに窮する人はかなり多いのではないかと思います。キツネの嫁入りとは、夜に山の中などで狐火が一列に連なって見える現象のことを言い、実際にキツネの嫁入り行列を渡し船で渡したところ、翌日には渡し船の持ち主が受け取った代金や祝儀のお金がすべて木の葉に変わっていたという逸話も残っています。新潟県でもキツネの嫁入りは実際に行われていたとして、現在でも「キツネの嫁入り行列」という祭事が行われているほどです。このお祭りは毎年5月3日、新潟県東蒲原郡阿賀町津川地区で行われており、麒麟山を舞台に幻想的な光景が繰り広げられます。通常は人口5000人の津川地区も、お祭りの当日には5万人の観光客が訪れてにぎわいます。 また、天気雨も「キツネの嫁入り」あるいは「キツネの祝言」と呼ばれることがあります。日本の一部地域、たとえば熊本県では虹が出ると「キツネの嫁入り」があると言われ、また愛知県では霰がキツネの嫁入りと関連付けられています。天気雨と動物の結婚を関連付けているのは日本ばかりではなく、天気雨が降るとブルガリアでは熊が結婚をすると言われ、大韓民国では虎、アフリカではジャッカルや猿、アラビア語圏ではネズミ、そしてトルコでは悪魔が結婚するなどと言い伝えられています。

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